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越谷市の水害の地図は洪水・内水・浸水実績で想定が違う|洪水は利根川が氾濫した場合、10月の台風でも過去に浸水実績

越谷市が公表している水害の地図(地震のハザードマップは別)は、洪水ハザードマップ、内水ハザードマップ、浸水実績の3種類で、想定している雨も、水の出どころも違います。洪水ハザードマップは利根川が氾濫した場合(72時間の総雨量が491mm)、内水ハザードマップは2015年(平成27年)9月の関東・東北豪雨(総雨量402.0mm)を対象にしていて、堤防の決壊や河川からあふれた水は考慮していません。浸水実績は、過去の台風や局地的な大雨で実際に浸水した範囲です。市の浸水実績の表には、10月の台風も載っています(2026年10月時点の市の案内)。

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3種類の地図の違い

洪水ハザードマップ 内水ハザードマップ 浸水実績
見るもの 河川が氾濫した場合の浸水想定 雨の量が水路などの排水施設の能力を超えたとき、排水ポンプの能力が追いつかないときの浸水区域・浸水深 過去の台風・大雨で浸水した実績
想定する雨 利根川の浸水想定区域図(72時間の総雨量が491mm)。1000年に一度程度の大雨 平成27年9月関東・東北豪雨(総雨量402.0mm、時間最大53.0mm/hr) 実際に降った雨
考慮しないもの 記載なし 堤防の決壊や河川からあふれた水による洪水(外水はん濫) 浸水の深さは不明
更新日(市のページ) 2026年3月9日(地図は2021年4月版) 2023年2月1日 2023年6月30日

洪水ハザードマップは、2020年8月28日から「宅地建物取引業法施行規則の一部改正」に伴い、不動産取引時の説明が必須となったマップです。内水ハザードマップは水防法に基づくものではありませんが、市は、宅地や建物の取引の際にも相手方に示してほしいと、宅地建物取引業者にお願いしています。

洪水ハザードマップ|市内を7分割

市は、洪水ハザードマップを市内7分割で載せています(利根川が氾濫した場合)。江戸川、中川、綾瀬川などの洪水浸水想定区域図(想定最大規模)も、市のページから見られます。利根川、綾瀬川、元荒川、新方川の洪水浸水想定区域は、「こしがや住まいるマップ」でも確認できます。市は、利根川で氾濫が起こった場合の浸水シミュレーションのCG動画を、越谷市公式チャンネル(YouTube)で紹介しています(越谷コミュニティセンター付近)。

内水ハザードマップ|総合防災ガイドブックの21ページ

内水ハザードマップは、2021年8月に発行した総合防災ガイドブックの21ページに載っています。市は、降雨の状況により、想定される浸水と異なる場合があるとしています。参考図として「浸水実績を活用した手法」の内水ハザードマップもあり、平成21年、25年、26年、27年、令和元年の雨の実績を地図に重ねて、避難所、消防署、警察署、緊急指定病院の場所と連絡先を載せています。色の濃淡は浸水回数で、浸水の深さではありません。

浸水実績の表に載っている10月の台風

市の浸水実績は、総雨量200ミリ以上の台風や、時間最大雨量50ミリ以上の局地的な大雨による浸水を載せています(表の雨量は市内の雨量観測所の観測結果)。このうち10月のものを並べます。

名称 日付 総雨量 時間最大雨量
平成16年台風22号 10月8日から10日 220.0mm 21.5mm
平成21年台風18号 10月8日 136.0mm 61.5mm
平成25年台風26号 10月15日から16日 217.0mm 35.0mm
平成26年台風18号 10月5日から6日 231.0mm 24.5mm
令和元年台風19号 10月11日から15日 234.5mm 34.5mm

市のページには、そのほか平成3年台風18号(9月)、平成5年台風11号(8月)、平成8年台風17号(9月)、平成20年8月末豪雨、平成27年台風18号(9月、総雨量402.0mm)、令和5年台風2号(6月、総雨量322.0mm)が載っています。令和2年度、令和3年度、令和4年度には浸水実績はない、と市は書いています。

浸水実績の図には、次の注意が付いています。市民からの情報や職員のパトロールをもとに作った図で、全ての浸水実績を反映したものではありません。浸水の深さは不明です。平成20年8月末豪雨と平成21年台風18号は、短時間での道路冠水なども含まれている可能性があります。

街の中の「洪水ハザード看板」

市は、利根川などの河川が氾濫した場合に想定される浸水の深さを表示した看板を、2024年度に700か所を増設し、計930か所にしました(2025年12月9日更新のページ)。対象河川は、利根川、元荒川、新方川、綾瀬川で、水害の規模は1000年に1回程度の大雨による洪水です。設置場所は、こしがや住まいるマップで見られます。避難誘導標識は、利根川などが氾濫した場合にも使える指定緊急避難場所・指定避難所(83施設)への道に設置されています。

国土交通省の「浸水ナビ」(地点別浸水シミュレーションシステム)でも、住んでいる地域や事業所、学校などの浸水リスクが詳しく見られます。

あわせて読む

警戒レベルと避難の考え方は越谷市の避難情報の記事に、情報の受け取り方は越谷市の大雨・台風の情報の記事にまとめています。

問い合わせ先

越谷市 建設部 河川課(本庁舎5階) 電話 048-963-9203

出典

2026年10月19日更新

アイキャッチの画像: AIで作成したイメージ(水滴のついた窓と無地の紙の地図。実在の地図ではありません)

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